お盆の週の仕事の予定がいまいち見えなかったのと大きな台風が近づいていたことから、一昨日、前倒しで休みを取り、前から一度行ってみたいと思っていた、長野県須坂市にある「トレインギャラリーNAGANO」を訪ねてきました。ついでに小布施駅構内にある、「ながでん電車の広場」も併せて見てきましたので、以下、簡単にご紹介します。
トレインギャラリーNAGANOは上信越道の須坂長野東インターを降りて2~3分の場所にあります。インターからだと道路反対側になりますが、ホームページに写真付きの詳しいアクセスガイドがあったので間違わずに行けました。目印となるコンビニが潰れてて危うく行き過ぎそうになりましたが・・・笑
駐車場入口には踏切遮断器があります(非稼働)。まん中の白いミニバンの奥に見える三角屋根の建物が目指すギャラリーで、看板にあるように、蕎麦やとんかつのレストランの建物の一部がギャラリーとなっています。右手にはシンボルの“赤ガエル”こと、長電2500系(元東急5000系)がチラリと見えて気分が高まります。
![]()
到着したのは11時少し前で、まだ食事はできませんがギャラリーは開館中。
![]()
食事の予定はありますかと聞かれたので、鴨せいろ蕎麦を注文しレシートを受け取ります。これを持ってギャラリーへ行けば割引料金で入館できる仕組み。ゆっくり館内を見てから食事ができるというわけです。
![]()
で、800円のところ600円の割引料金を払って入館。いきなりバーン!とこの光景です。びっくりしました。実は入口前のショーケースにも大小さまざまな模型、しかも鉄道だけでなく艦船、戦闘機、自動車など陸海空すべての模型が飾ってあって“予感”はあったのですが・・・。
![]()
本格的な16番大パノラマレイアウトです。60畳のスペースに500~600両の車両が配備されていて、飯綱、黒姫、妙高など北信五岳の背景画や長野周辺の建物をふんだんに盛り込んだストラクチャーの中を走り回ります。定時運転は1日4回あって、ちょうど11時の運転に間に合いました。というか、平日午前で誰もいなかったところ、私のために開館して運転していただいたも同然の状況。。
![]()
このギャラリーのすごいところは、すべてオーナー個人が開設した私設博物館というところです。長野新幹線(現北陸新幹線)の長野開業に合わせて平成9年(1997)年12月に開館。レイアウトの設計・製作は大手模型メーカーのK社に委託したということで、解説アナウンス付の全自動運転が実施されます。大宮の鉄博のジオラマが改装される前はわが国最大級の規模を誇っていたそうです。
![]()
自動運転のほかに自分でも運転できるとか。103系のマスコンが設置されています。
![]()
走る車両も地域色満載です。169系「妙高」(「信州」かも??)と373系「伊那路」が行き交います。
![]()
ED42 4両がキハ57系を牽引・推進していきます。小刻みなロッドの動きがユーモラス。もちろん、EF63時代の189系「あさま」も走ります。
![]()
長電の車両基地もあります。
![]()
夜景運転も映えます。ライトアップされているのは善光寺。オーナーさんが元々酒卸業を営んでおられる関係で、ウィスキーのボトルをライトアップするLEDの廃物利用で室内灯を自作されているとのこと。
![]()
長野駅の旧駅舎もあります。懐かしい。。
![]()
そしてひるがえって見れば圧巻なのがこの展示ケース。模型店以外でこのようなものは見たことがありません。すべて個人で収集されたそうで金属製品が多いようです。その両数は4000両とも6000両とも。国鉄、JR、私鉄ともすべてフル編成で展示されています。
![]()
編成美だけでなく、サボ類も丁寧に貼り込まれていて実感を高めています。ただ、貼ったら貼ったで、間違いなどがあるとすぐ指摘されるのでうかつに貼れないとか。
![]()
鉄道以外にもおびただしい数の艦船や戦闘機などのコレクションも。これらは真鍮製だそうです。
![]()
ということで、こちらがオーナーの深澤慶一館長。模型の整備を行う工房にて。このたびは丁寧にご案内いただきありがとうございました!
![]()
館外の駐車場にたたずむ長電2500形のC10編成。朝に着いた時は逆光、模型を見学してから美味しい鴨せいろ蕎麦をいただき、おいとまする時は(予想されたことですが)駐車車両がいっぱい・・・。ということで、ランチタイムが終わった頃にもう一度立寄ることにして小布施へ向かいました。
![]()
「ながでん電車の広場」は小布施駅構内の一角にあります。名車2000系が保存展示されているとの情報。今回はクルマ移動なので入場券を買って構内へ。
![]()
目的の“広場”へは、なんと、構内踏切を渡って線路に敷かれたゴムマット伝いに向かいます。ほんのり鼻をつく木枕木から発するクレオソートの匂い。そのむかし、草いきれの中でローカル線の写真を撮った記憶がよみがえります。
![]()
やっと出会えた2000系。言わずと知れた長電きっての名特急車です。いつも思うのですが現役の頃に乗っておけば、撮っておけば・・・と。。。ちなみに保存展示されているのは、D編成と呼ばれたMc2007-T2054-Mc2008の編成です。
![]()
現役当時のままの運転台。緩くラウンドを描く湘南スタイルの前面の特徴が車内からもわかります。
![]()
日車ロマンスカーらしい車内。
![]()
ちょうど2000系からバトンを渡された8500系が入線してきました。銀色の4ドア通勤車に残念ながら旅情は感じられませんが、地域の足となって今なお走る姿は頼もしく感じた次第。
![]()
せっかく来たので小布施のまちを観光していこうと思ったのですが、余りの暑さに断念。また涼しくなってから再訪することにして小布施駅を後にしました。
よろしければ1クリックお願いします。
にほんブログ村
トレインギャラリーNAGANOは上信越道の須坂長野東インターを降りて2~3分の場所にあります。インターからだと道路反対側になりますが、ホームページに写真付きの詳しいアクセスガイドがあったので間違わずに行けました。目印となるコンビニが潰れてて危うく行き過ぎそうになりましたが・・・笑
駐車場入口には踏切遮断器があります(非稼働)。まん中の白いミニバンの奥に見える三角屋根の建物が目指すギャラリーで、看板にあるように、蕎麦やとんかつのレストランの建物の一部がギャラリーとなっています。右手にはシンボルの“赤ガエル”こと、長電2500系(元東急5000系)がチラリと見えて気分が高まります。

到着したのは11時少し前で、まだ食事はできませんがギャラリーは開館中。

食事の予定はありますかと聞かれたので、鴨せいろ蕎麦を注文しレシートを受け取ります。これを持ってギャラリーへ行けば割引料金で入館できる仕組み。ゆっくり館内を見てから食事ができるというわけです。

で、800円のところ600円の割引料金を払って入館。いきなりバーン!とこの光景です。びっくりしました。実は入口前のショーケースにも大小さまざまな模型、しかも鉄道だけでなく艦船、戦闘機、自動車など陸海空すべての模型が飾ってあって“予感”はあったのですが・・・。

本格的な16番大パノラマレイアウトです。60畳のスペースに500~600両の車両が配備されていて、飯綱、黒姫、妙高など北信五岳の背景画や長野周辺の建物をふんだんに盛り込んだストラクチャーの中を走り回ります。定時運転は1日4回あって、ちょうど11時の運転に間に合いました。というか、平日午前で誰もいなかったところ、私のために開館して運転していただいたも同然の状況。。

このギャラリーのすごいところは、すべてオーナー個人が開設した私設博物館というところです。長野新幹線(現北陸新幹線)の長野開業に合わせて平成9年(1997)年12月に開館。レイアウトの設計・製作は大手模型メーカーのK社に委託したということで、解説アナウンス付の全自動運転が実施されます。大宮の鉄博のジオラマが改装される前はわが国最大級の規模を誇っていたそうです。

自動運転のほかに自分でも運転できるとか。103系のマスコンが設置されています。

走る車両も地域色満載です。169系「妙高」(「信州」かも??)と373系「伊那路」が行き交います。

ED42 4両がキハ57系を牽引・推進していきます。小刻みなロッドの動きがユーモラス。もちろん、EF63時代の189系「あさま」も走ります。

長電の車両基地もあります。

夜景運転も映えます。ライトアップされているのは善光寺。オーナーさんが元々酒卸業を営んでおられる関係で、ウィスキーのボトルをライトアップするLEDの廃物利用で室内灯を自作されているとのこと。

長野駅の旧駅舎もあります。懐かしい。。

そしてひるがえって見れば圧巻なのがこの展示ケース。模型店以外でこのようなものは見たことがありません。すべて個人で収集されたそうで金属製品が多いようです。その両数は4000両とも6000両とも。国鉄、JR、私鉄ともすべてフル編成で展示されています。

編成美だけでなく、サボ類も丁寧に貼り込まれていて実感を高めています。ただ、貼ったら貼ったで、間違いなどがあるとすぐ指摘されるのでうかつに貼れないとか。

鉄道以外にもおびただしい数の艦船や戦闘機などのコレクションも。これらは真鍮製だそうです。

ということで、こちらがオーナーの深澤慶一館長。模型の整備を行う工房にて。このたびは丁寧にご案内いただきありがとうございました!

館外の駐車場にたたずむ長電2500形のC10編成。朝に着いた時は逆光、模型を見学してから美味しい鴨せいろ蕎麦をいただき、おいとまする時は(予想されたことですが)駐車車両がいっぱい・・・。ということで、ランチタイムが終わった頃にもう一度立寄ることにして小布施へ向かいました。

「ながでん電車の広場」は小布施駅構内の一角にあります。名車2000系が保存展示されているとの情報。今回はクルマ移動なので入場券を買って構内へ。

目的の“広場”へは、なんと、構内踏切を渡って線路に敷かれたゴムマット伝いに向かいます。ほんのり鼻をつく木枕木から発するクレオソートの匂い。そのむかし、草いきれの中でローカル線の写真を撮った記憶がよみがえります。

やっと出会えた2000系。言わずと知れた長電きっての名特急車です。いつも思うのですが現役の頃に乗っておけば、撮っておけば・・・と。。。ちなみに保存展示されているのは、D編成と呼ばれたMc2007-T2054-Mc2008の編成です。

現役当時のままの運転台。緩くラウンドを描く湘南スタイルの前面の特徴が車内からもわかります。

日車ロマンスカーらしい車内。

ちょうど2000系からバトンを渡された8500系が入線してきました。銀色の4ドア通勤車に残念ながら旅情は感じられませんが、地域の足となって今なお走る姿は頼もしく感じた次第。

せっかく来たので小布施のまちを観光していこうと思ったのですが、余りの暑さに断念。また涼しくなってから再訪することにして小布施駅を後にしました。
よろしければ1クリックお願いします。
